WAKAKO FUJIWARA / SHINSEI 

​藤原芽子 / 真正ボクシングジム

OPBF Female FEATHER Champion

JAPANESE Female FEATHER Champion

 w7/ l/2 d/2

vol.2

2018年7月23日   OPBF女子フェザー級タイトルマッチが開催された。藤原は初代王者の三好喜美佳(川崎新田)に挑戦する。年齢的に負けたら次はない、失うもののある挑戦者。

出陣時、長女の優美(ゆうみ)さんが母を描いた旗をかき分けリングに上がる。

 

挑むのは、女子プロボクシングの創世記より活躍し、バンタム、スーパーフェザー、フェザーと女子初のOPBF3階級制覇を成し遂げた稀有なチャンピオン、三好喜美佳。当然ながら彼女だって、そのベルトを渡すつもりは全くない。

私のような素人には到底ボクシングは語れない。でもこの試合があまりにも感動的で、彼女たちの放つパンチ、倒れないという決意、恐らくは限界をとうに超えて戦い続けるその姿に、その場にいた男性も女性も皆が熱狂したことはぜひ記したい。ラストラウンド、お互い自分のスタイルで最後まで諦めず戦い続ける姿に呼応し、観客たちは本能のまま興奮し声援を送った。

 

心が震え、感動し、挙句自分も頑張ろうと勇気を貰う。2人は打ち合いながら観客に語りかける。人は変われる、頑張ればなんでもできる、だから諦めないでと。そこに言葉は存在しない、響くのは歓声と肉体を殴る音だけだ。

​だからボクシングは面白い、と素直に感じた試合だった。心より、2人にありがとうと言いたい。

「子供たちをリングに上げられたことが一番良かったです。」

​リングコスチュームには3人の子供の名前の頭文字を刻んでいる。​試合後、彼女はもう母親の顔に戻っていた。

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